" /> 2024年11月 | 本読み広場

2024-11

昭和の文学(戦後)

【潮騒】純粋な愛と肉体の輝き。三島由紀夫が描く、美しき青春の神話

伊勢湾に浮かぶ孤島を舞台に、貧しい漁師の青年新治と、村の富豪の娘初江が織りなす清純なラブストーリー。海と自然の力の中で育まれる肉体的な美しさと、道徳的な純粋さを、簡潔で力強い文章で描き切った傑作。三島文学の中でも異彩を放つ、明るく爽快な青春小説。
昭和の文学(戦後)

【雪国】国境の長いトンネルを抜けた先に。日本文学の極致が描く、虚無と美の物語

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」というあまりにも有名な一文で始まる、川端康成の代表作。東京の無為な男・島村と、雪国の芸者・駒子、そして謎の娘・葉子との間に繰り広げられる、虚ろで純粋な愛の物語。日本の美の極致と、手の届かない「徒労」の愛を、雪景色の中に描き出した傑作。