" /> ぼくは勉強ができない 山田詠美 感想 | 本読み広場

ぼくは勉強ができない/山田詠美 感想(ネタバレなし)

日本の小説

どこかクールでカッコいい。そんな男子高生が、退屈な学校にくらわすパンチ。

新潮社HPより

どんな物語?

主人公は、同級生からしたら異端児、先生からしたら問題児。

でも言っていることは正しく、自分に素直に生きていて、家族もそれを認めている。

ほとんどの生徒が持っている感覚とは違い、自分の価値観に正直に生きる主人公。

大人には認めてもらえないような、発言もしてしまうが、友人とも彼女ともいい関係を築いている。

そんな主人公が登場する、短編連作の青春小説。

ています。

感想

私は主人公位の年齢の時は、特に何も考えずに生活してきました。

もっと若い時にこの小説に出会っていて、主人公やその友人たちの影響を受けていれば、身の回りの見方も少しは変わったかも‥と、思います。

ただ、大人になっていても大丈夫です。

若者らしい悩みを抱えたり、発見をしたりする主人公を見ながら、読み進めていくのが、とても楽しい作品です。

主人公は、ずいぶんと大人びた意見を言ったと思っていても、同級生の女子との会話では、なんだか押され気味になっていて、そんなところなどは、微笑ましく思えます。

又、そんな主人公を見守っている、母や祖父とのやりとりも、家族の温かさにあふれています。

大体の場合は敵役になってしまう先生も、物語の中では考え方が明らかになり、読後感がとてもいいです。

こんな人におすすめ

高校生たちが織りなす、様々な青春模様を、同世代当時の自分と比べながら楽しみたい、大人の人

色々な人の考えを感じることで、自分の視野を広げたい人

興味を持たれた方は、是非とも本作品を体験してみて下さい!

ここまで、読んで頂き、ありがとうございました!

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