" /> 青が散る 宮本輝 | 本読み広場

青が散る/宮本輝 感想(ネタバレなし)

日本の小説

若者たちのそれぞれの青春時代、きっと共感できる人物がここにいる

どんな物語?

テニス部に所属する主人公、椎名燎平(りょうへい)の大学生の四年間を描いた青春小説です。

1982年の作品。

様々な人たちと出会い、時には別れ、恋に悩みながらも、テニスに打ち込む姿に青春時代を走り抜ける、大学生の熱さを感じます。

感想

青春を謳歌した人も、そうでない人も、この小説を読めば、新たな青春の1ページが開けます。

私も学生時代は運動部に所属しておりました。

特になんてことはない平凡な部員でしたが、それでも思い出はいろいろあり、上達していく自分に喜びを感じたり、相手の圧倒的な力の差を感じたりと、作品の中でも、共感できるところが多々ありました。

ちなみに私は、やや優柔不断気味な主人公の、行動や考え方に一番共感を覚えました。

登場する人物はテニス部員の他にも、色々なタイプがいて、それぞれが、それぞれの生き方を進んでいくのに、好感を覚えます。

「こいつカッコいいな」とか、「身近にこういう人がいた時、自分ならどういう接し方をするのだろう」などと想像しながら、読むのも楽しいと思います。

主要人物の他にも、所々で登場する大人たちの存在も、何かしらの前向きな影響を若者たちに与えており、その姿は頼もしく、そしてカッコいいです。

物語の中には、悲しい別れだったり、嫌な奴も存在しますが、そんなことに相対する若者たちの行動にも注目です。

こんな人におすすめ

物語を通して、青春時代の雰囲気を味わいたい人

様々な登場人物にふれて、それぞれの喜怒哀楽を感じてみたい人

是非、皆さんもこの作品を手に取って、青春を味わってみて下さい。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

作品の楽しみ方にも色々なスタイルがあります。                  Kindle Unlimited 読書をお好きな端末で 無料体験プランあり                                   audible 聴く読書 無料体験プランあり                                    興味のある方は、是非!

コメント

タイトルとURLをコピーしました