" /> 潮騒 三島由紀夫 感想 | 本読み広場

潮騒/三島由紀夫 感想(ネタバレなし)

日本の小説

その火を飛び越して来い。永遠の青春がここに――。

新潮社HPより

どんな物語?

逞しく誠実な青年と、美しい少女の恋の物語です。

物語の舞台は小島で、青年は漁師、少女は海女です。

二人は出会い、魅かれ合い、お互いの距離を縮めていきます。

しかし、苦境や試練も待ち受けています。

二人はそれらに、どのように立ち向かっていくのでしょうか?

感想

とても分かりやすく、純粋に楽しめる物語です。

三島由紀夫の作品なので、私のイメージとしては、しっかり読まないと理解できなくなるような考えを登場人物が持っていたり、行動をしたりというのを思っていたのですが、とても真っすぐな表現だと思いました。

見所はやはり、新治と初江の二人の初々しい恋愛模様であり、それは見ていてとても微笑ましく、優しく心に響きます。

とはいえ、決して恋愛感情に溺れることは無く、新治と初江は、それぞれの仕事や生活においても、周囲の人たちの信頼を得ていて、とても気に入られています。

そして、読者側から見ても、登場人物と同じように、二人に愛情を感じ、二人がつらい時には悲しくなり、喜ばしい時には、一緒に嬉しくなるという様に、感情を共感することができます。

海と山と魅力的な登場人物たち‥‥。

そんないいところばかりが詰まったこの作品、これからも定期的に読み返したくなる物語だと思います。

こんな人におすすめ

若い二人の淡い恋を応援し、楽しいこと、つらいことを共感したい人

若者が仕事場において、少しずつ成長していく様子を見守りたい人

ここまで、読んで頂き、ありがとうございました!

興味を持たれた方は、是非とも本作品を体験してみて下さい!

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