" /> 日本の美 | 本読み広場

日本の美

昭和の文学(戦後)

【雪国】国境の長いトンネルを抜けた先に。日本文学の極致が描く、虚無と美の物語

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」というあまりにも有名な一文で始まる、川端康成の代表作。東京の無為な男・島村と、雪国の芸者・駒子、そして謎の娘・葉子との間に繰り広げられる、虚ろで純粋な愛の物語。日本の美の極致と、手の届かない「徒労」の愛を、雪景色の中に描き出した傑作。
昭和の文学(戦前)

【蓼食う虫】夫婦の形と愛の変遷。谷崎潤一郎が描く、現代と伝統の狭間の心理劇

冷え切った夫婦仲を抱える要と美佐子。離婚へと向かう二人の探求は、日本の伝統美、人形浄瑠璃、そして古風な愛人の存在を通じて、夫婦の愛のあり方そのものを問い直す。近代化と伝統の狭間で揺れる人間の複雑な心理を、谷崎潤一郎が耽美的かつ繊細な筆致で描き切った傑作。